2016年1月25日月曜日

ダンスのチカラ

夫がやっているMASAO塾の新年会に行きました。


新年会といっても


強化クラスの合同レッスンの一環。



内容は



・1人2分のソロパフォーマンスと



・フォーエイトカルチャーというMASAO先生オリジナルメニューのレッスン。
(バトル形式で8カウント✖️4を順番に踊っていく。それを1人10ターン。
ルールは間をあけない。相手の4エイト目の最後には自分は踊り出さなくてはいけない。4エイトで自分の武器をぶっ込みにいかなくてはいけない✖️10ターン。みんなフラフラ。途中から記憶はないらしい。)


この2つのメニューから個人のダンス力とメンタルとを分析して底上げしていくという強化クラスの新年会。



分析項目や色々な設定、根拠、は私はアホすぎて説明できない。。文章化するには1週間くらいかかりそう、、、。


とにかく
強制的にダンス力もメンタルもついてしまうというおそろしいクラス。
ま、強化クラスですんでね、受講している人は根性決めてきている人ばっかりです。


行ってびっくり、その人達の空気感。



めちゃくちゃピースです。


どうみてもHIP HOP 精神にのっとっている。(HIP HOPカルチャーにはちゃんと理念がある)


はい


声を出して


せーの



PEACE
UNITY
LOVE
HAVING FUN


ですね。




オールジャンルのダンサーさんがまんべんなく絶妙なバランスで集まっていて


個人が個人と向き合うというメンタルメニューも入っているせいか



自分と向き合えば向き合うほど開いていく方程式があるように




自分以外の人への受け入れ感がはんぱない。


優しい。



みんなみんなその場にいる人を受け入れている感はんぱない。



お互いが認めあっている感はんぱない。



団結感ともちがう



身内ノリともちがう



なんとも心地よい空間でした。




強化クラスなのに。



共通しているのは


ダンスと


自分と向き合うという作業をやっている人達。



という事、に私は見えた。



そして


私がやっている発達サポートクラスの
子ども達が、おうちのyoutubeでダンスをみているとの事で、刺激になればと思い、ライブで見に来てはどうかと誘ってみた所、、、




かわい子ちゃん達、来てくれたー。




お気に入りの服を着て



ネクタイして



来てくれたー。



外からその様子をみて

ドキドキ。



1人2分のソロパフォーマンスが始まると



とても集中してみているうちのかわい子ちゃん。



そして胸を押さえて一言








「緊張してきた…」




    、、、、、。




お母さんと私はハッと目をあわせて




出るつもり?????



と目を見開いた。



「はい」



だって。




爆笑したいけどしないこの瞬間が好き。



グッと我慢して
お母さんとその絶妙な空間を共有しながらMASAO先生に交渉してみた所、あっさりオッケーをくれた。


うちのかわい子ちゃんも2分のソロパフォーマンスをする事になった。




このソロパフォーマンス




自分が選んだ曲で構成、振付け、ステージング、全て自分でやらなくてはいけない。



2分のソロパフォーマンス、多くの人は途中、体もキツくなる頃、心も折れる。



そこにがっさり向き合いにいかなくてはいけない。



みんな次々とそれをやっていく。




緊張感と終わった人の倒れこみの中、





いけるか、うちの子!?



胸を押さえて順番待ちしとる!




「いけるか?先生一緒に踊ろか?」



と聞くと



「NO」


1人で行くと。


音先で(音楽を先に流してから自分は登場する)とステージングまでできとる。



うちのかわい子ちゃんには普段レッスンで振り付けをやっている曲にしようと思った。


ホットナンバー。

おい、このジャケットもキとるな。


曲は名前の通り、ホットなナンバー。



まさか、うちのかわい子ちゃんが踊るなんて思っていなかったので(心の底ではやりたいっていうかもしれない、しかし、、、と葛藤はしていた。)音を用意はしてこなかった。
でもDJのGINちゃんが、いとも簡単に


「あるよー」ってピッチも調整して用意してくれた。




そして



いっちゃった。



私は後ろから送り出したので




踊っている顔はみえなかった。




踊りきった、、、。



2分のソロパフォーマンス、やっちゃった、、、。




それはそれは込み上げるものがありました。


個人的主観だらけですよ。勝手にぐっときてますよ。



踊る姿はもちろんですが



体力が切れてきて、心も折れそうになる後半、



みんが、応援してくれました。



声を出して




行け行け



って。




でも、これって、うちのかわい子ちゃんにだけじゃなかったの。



みんながみんなにしていたの。



心が折れそうになる瞬間に誰かが応援してくれる。



そんな自然発生のルールがそこにはありました。




終わって私は涙腺がゆるんでしまってお母さんをみたら涙が出てしまった。


お母さんと抱き合ってその場をシェアしました。



踊ったのはこうちゃん。



涙しながら私と抱き合ったのは、だいちゃんのお母さん。



よその子の事で泣いてくれるママ。


こうちゃんのお母さんはわらってる


こうちゃんもわらってる

こうちゃん、楽しかった?どんな気持ち?こうちゃんの気持ちはこうちゃんのものやな。でも知りたいな。こっそり教えてよ。



しかしあれやな



今までレッスンでやってきた動きはひとつも出さなかったな。



どういうことや。



明日聞いてみよう



その後こうちゃんはみんなと同じようにバトルメニューも真剣にみていた。



うちのかわい子ちゃんは



ダウン症候群という名前と共に生きている。



多くの場合、社会では障がいといわれる。



2分のソロパフォーマンス。



あの場では障がいをフォーカスする理由がなかった。



いらなかった。



いらないよね。




ソロパフォーマンス。




どうやって自分を見せますか?



シンプルな事ですね。


地球で生きる人間は



本来それでいいはず。



それでいいように、



ダンスも音楽も、芸術も、



あらゆるツールがあるんだと私は思うんです。


上手い人がすごいというよりも


かっこよく踊る人がすごいというよりも


障がいがあって踊る人がすごいというよりも


ダンスそのものがすごいんだと



ダンスのエネルギーそのものがすごいんだと



うちでは理解しています。



このエネルギーをみたくて




このエネルギーに魅せられて




生きている人、生きてこれた人が



世界中にいる。




これがダンス屋専門店の視点です。



残念ながら、そこに障がいや、肩書き、立場でさえも必要ではないのです。



自分を生きる。



本当の自分になる事だけが必要なのです。



私達は、ダンスのチカラを圧倒的に信じているのです。















日本一になったスーパーキッズ。
ダンスの時間が終われば宿題やってないーーーー。

ってかわいいとしかいいようのない女の子。


しかしまーよー笑う



キャベツみてわろとる。



いっぱい食いなはれ。


お疲れちゃん。










































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